
英検準一級って、社会人が取る意味あるの?30代から挑戦しても遅くない?
そんな疑問を持ちながらも、英語学習に興味を持っているあなたへ。この記事では、英検準一級を取得するメリットと、30代育児中主婦の私がなぜ挑戦しようと決めたのか、その理由をお伝えします。
英検準一級を取得する主なメリットとは、大きく3つあります。
- 転職・就職活動で英語力を客観的にアピールできること
- TOEICと異なりスピーキング・ライティングも試験科目に含まれるため、実践的な英語4技能が身につくこと
- 一度合格すれば有効期限がなく、一生涯使い続けられる資格であること
社会人が「使える英語力」を証明するための手段として、英検準一級はコストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。ぜひこの記事を通して「自分なりの理由」を整理していただき、英語学習の第一歩を踏み出して頂けたら嬉しいです。
英検準1級のレベルは?難易度をわかりやすく解説
TOEICスコアと英検準一級のレベルを比較
| 英検 | TOEIC L&R(目安) | CEFR |
|---|---|---|
| 英検1級 | 945点〜 | C1〜C2 |
| 英検準一級 | 740〜840点 | B2 |
| 英検2級 | 550〜730点 | B1〜B2 |
| 英検準2級 | 350〜540点 | A2〜B1 |
英検準1級はTOEIC750〜900点相当とされており、大学上級レベルの英語力が求められます。ただしこれはあくまで目安です。英検とTOEICでは測定する技能が異なるため、完全に同じ物差しでは測れません。

特に準一級のライティングとスピーキングは、TOEIC最高850点の私でも難しく感じました。リスニングも最初は合格点に届かず、実力不足を実感。
合格率は約15〜18%
英検準一級の一次試験合格率は約15〜18%とされています(過去データより)。受験者のうち約5〜6人に1人しか一次試験に合格できない計算です。決して簡単な試験ではありませんが、きちんと対策すれば合格できる試験でもあります。
なお、一次試験を通過した後の二次試験(スピーキング)の合格率は約89%と高めです。つまり一次試験を突破することが最大の山場と言えます。
英検2級との難易度差
英検2級と準一級の間には大きな壁があると言われています。主な違いを整理するとこのようになります。
- 語彙の難易度が大幅アップ:準一級では日常会話を超えた専門的・学術的な単語が出題される
- ライティングの要求レベルが高い:要約問題とエッセイの2問が課される
- リスニングが長文中心:より長い音声を正確に聞き取る力が必要
- 二次試験でのスピーキング:準一級はより複雑なトピックを扱う
英検準1級の試験内容・構成を確認しよう
| 試験 | 科目 | 内容 |
|---|---|---|
| 一次試験 | リーディング | 語彙問題・長文読解 |
| 一次試験 | ライティング | 英作文・要約問題 |
| 一次試験 | リスニング | 会話・文章の聞き取り |
| 二次試験 | スピーキング | 面接形式(約8分) |
英検準1級はリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能すべてが試験科目に含まれています。TOEICがリーディングとリスニングのみなのに対し、英検準1級は書く・話す力も評価されるため、実践的な英語力を総合的に鍛えることができます。社会人が仕事で使える英語力を身につけたいなら、4技能をバランスよく鍛えられる英検準1級は最適な選択肢のひとつです。
英検準一級を社会人が取得するメリット

転職・就職活動で英語力を客観的にアピールできる
英検準一級は、文部科学省が後援する英語の資格試験です。TOEICが「スコア」で英語力を示すのに対し、英検は「合格・不合格」という明確な基準で英語力を証明できます。
履歴書や職務経歴書にも記載でき、採用担当者に「一定以上の英語力がある」と一目で伝わる点が大きな強みです。英語を使う職場への転職や、社内での英語案件へのアサインを狙う社会人にとって、英検準一級は有効なアピール材料になります。
「英検などの資格だけでは、実践的な英語力があることの証明にはならない。帰国子女など、実際に英語が使える人がより評価される」と言う人もいます。それは事実です。だからといって、今から留学に行くのは、多くの社会人にとって現実的に厳しいですよね?
自分が持っていないものに目を向けるのではなく、今自分ができることをやりましょう。英語を使って働きたいなら、英語を学びましょう。英検受験は、英語学習のきっかけにもなりえます。
スピーキング・ライティングも試験科目に含まれるため、実践的な英語4技能が身につく
TOEICはリーディングとリスニングのみですが、英検準一級にはライティング(英作文)とスピーキング(2次試験の面接)も含まれます。
「読む・聞く・書く・話す」4技能をバランスよく鍛えられるため、資格取得の勉強を通じて実際の仕事や海外旅行でも使える英語力が身につきます。特に社会人になってからは「話す・書く」練習の機会が少なくなりがちなので、試験勉強がそのまま実践練習になるのは大きなメリットです。
「試験を受けなくても話す・書く能力は鍛えられるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、試験を受けることで自分を追い込み、本気で学ぶように仕向けることができます。

「試験に間に合わない…。やばい!」と危機感を持つからこそ、必死に勉強するのではないでしょうか。
一度合格すれば有効期限がなく、一生涯使い続けられる資格である
TOEICのスコアは、就職・転職活動で使う場合、取得から2年以内が有効とされることが多いです。一方、英検は一度合格すれば有効期限がなく、生涯使い続けられます。
育児や仕事で忙しい時期でも「今すぐ使わなくても、合格しておけばずっと手元に残る」という安心感があります。長期的な視点で英語力を証明できる資産として、英検準一級は非常にコストパフォーマンスの高い資格といえるでしょう。
英検準一級を社会人が取得するデメリット
英検準一級の取得にはメリットが多い反面、社会人ならではのデメリットや注意点もあります。事前に把握したうえで対策を立てながら学習を進めることが大切です。
学習時間の確保が難しい
仕事・育児・家事と並行して勉強時間を確保するのは、社会人にとっての大きな壁です。英検準一級の合格には一般的に数百時間の学習が必要とされています。まとまった時間が取りにくい社会人は、スキマ時間を意識的に活用する工夫が必要です。
合格まで時間がかかる・難易度が高い
合格率は約15〜20%と低く、一度で合格できないケースも珍しくありません。モチベーションを維持しながら長期的に取り組む姿勢が求められます。「なぜ取得したいのか」という目的を明確にしておくことが、継続のカギになります。
スピーキング練習の機会が少ない
二次試験のスピーキング(面接)は、独学では練習機会を作りにくい点がデメリットです。TOEICにはない「話す力」が問われるため、オンライン英会話やAI英会話アプリを活用して、意識的に練習機会を設ける必要があります。
受験費用・教材費用がかかる
英検準一級の受験料は一次・二次合わせると1万円以上かかります。また、参考書や問題集・英会話サービスなどの教材費も加わるため、費用対効果を意識しながら必要な教材を選ぶことが重要です。
社会人・30代から英語学習を始めるメリット

「英語は若いうちに始めないと手遅れ」と思っていませんか?実は、30代は英語を学ぶのに非常に向いた年代でもあります。
その理由のひとつは、学ぶ目的が明確になっていること。10〜20代のころと違い、キャリアや子育て・将来の夢など、英語が必要な場面を具体的にイメージできます。

「なんとなくやらなきゃ」ではなく、「これがしたいから学ぶ」という強い動機を持ちやすいのです。
さらに、社会人経験で積み上げてきた語彙力・読解力・論理的思考力は、英語学習の大きな土台になります。英語の文法や英文の構造を理解する際、大人の知識量はむしろ武器になるのです。
「30代だから遅い」ではなく、「30代だからこそ学びが深まる」。そう考えると、英語を学び始めるのに今が最高のタイミングかもしれません。
【体験談】私が英検準一級合格を目指す理由

社会人としてのキャリアアップ・転職に英語力を活かしたいから
私は現在、通院する回数が多くなったため、仕事をお休みしています。治療が終わって社会に復帰できるまで、1年くらいキャリアに穴を空けることになります…。
そこで休職期間中には、将来のために資格をいくつか取得することにしました。「これからのキャリアでは、自分の好きなことや強みを活かして働きたい!」「学生時代から社会人になっても得意と感じてきた英語を活かしていきたい!」そう思った私は、英語力を総合的に鍛えることのできる英検にトライすることにしたのです。
TOEICとどちらにするか悩んだのですが、スピーキング力とライティング力も鍛えたかったので、英検に決めました。転職先候補に外資系企業は入っていないので、英検でも問題ないかな?と考えています。
英語をしっかり話せるようになりたいから
仕事をお休みし始めた頃、「今後の人生でなにをしたいか」を時間をかけて整理してみました。いわゆるバケットリストと呼ばれるものです。
旅行や趣味に関するやりたいことが多く挙がる中で、
- ホテルやゲストハウスで働いて、外国人と交流したい
- 海外からの観光客に向けてボランティアガイドをしてみたい
といった夢があることに気づきました。
「やっぱり私は英語を使って海外の人と交流したいんだな」と自分の奥底に眠っていた思いに気づき、それならばもっと英語を学ぼうと決意しました。

英検準一級はあくまで自分を追い込むための一手段。本気で英会話を学ぶきっかけを作り、将来の夢を叶えたいと思っています。
ちなみに、英会話をしっかりと学ぶために、今は「Speak」というアプリで毎日練習しています。Speakの体験談については、こちらの記事をご覧ください。
英語を学ぶメリットを、子どもにも体験させてあげたいから
これまでは「自分」のために学ぶ理由でしたが、最後は子どものためという理由です。
私は英語のおかげで人生が豊かになったなという実感を持っています。英語のおかげで受験も乗り切れたし、大学時代には国際交流プログラムに参加して楽しい経験を積むこともできました。なので子どもにも、英語を学ぶことで人生をより楽しく、より豊かなものにしてもらいたいです。
もちろん英語が向いているかどうかは、個人の性格や得意なこと、価値観にも依ります。そのため、「この子は英語が向いてない、英語を身につけても人生がそれほど豊かにはならない」と感じたら、潔く英語は諦めようと考えています。
ただ、少なくとも日本では、高校受験や大学受験で英語が必須科目の学校が多いので、本人の選択肢を広げるのに役立ってくれるはず!私が英検を学ぶことで、子どもが少しでも英語に興味を持ってくれたらいいな。英語を学ぶメリットを、まず自分が体で示してあげたい。そう考えたので、英検準一級を取得することに決めました。
子どもの英語学習について気になる方は、ぜひこちらの記事も見てみてください。
あなたも「自分なりの理由」を整理してみよう

ここまで私が英検準一級を目指す理由をご紹介してきました。もしあなたも「英語を学びたいけれど、なかなか続かない…」と感じているなら、ぜひ一度、自分が英語を学ぶ理由を書き出してみてください。
迷ったときは、次の問いかけを参考にしてみてください。
- 「英語ができたら、どんなことができるようになる?」──旅行・仕事・子育て・趣味など、ジャンルを問わず自由に書き出してみましょう。
- 「3年後の自分はどんな場所にいたい?」──なりたい自分の姿から逆算すると、英語が必要な理由が見えてきます。
- 「過去に英語を使えてよかった!と感じた瞬間はある?」──その経験の中に、あなたの本当の動機が隠れていることが多いです。
難しく考えなくていいです。ノートに書いてもスマホのメモに残してもOK。「なんのために学ぶのか」を言語化するだけで、勉強のモチベーションは格段に上がります。ぜひやってみてくださいね。
英検準1級に関するよくある質問
Q1:英検準1級は独学で合格できますか?
可能です。市販の参考書や問題集が充実しており、独学でも十分対策できます。ただしスピーキング(二次試験)は練習機会を意識的に作る必要があるため、AIアプリやオンライン英会話を活用するのがおすすめです。
Q2:英検準1級の勉強にはどのくらいの時間が必要ですか?
英語力によって異なりますが、TOEIC700点前後の方で1日1〜2時間の学習を6ヶ月〜1年程度続けることが目安とされています。スキマ時間を活用した継続的な学習が合格への近道です。
Q3:英検とTOEICどちらを受けるべきですか?
目的によって異なります。転職・就職でスコアを示したい場合はTOEIC、4技能を総合的に鍛えて英語力を証明したい場合は英検がおすすめです。スピーキング力も伸ばしたいなら英検準1級の方が向いています。
まとめ:理由さえあれば英語学習は続けられる

今回は、社会人から英語を勉強するメリットや、私が30代で英検準一級合格を目指す理由をお伝えしました。
- 社会人としてのキャリアアップ・転職に英語力を活かしたい
- 英語を使って海外の人と交流するという夢を叶えたい
- 英語を学ぶメリットを子どもに体験させてあげたい
これはとても個人的な理由ですが、もしひとつでも「わかる!」と感じてもらえたなら嬉しいです。
英語学習は、理由さえあれば続けられます。難しい参考書や高い教材は後回しでいい。まず「なんのために学ぶのか」を自分に問いかけることが、一番の第一歩だと私は思っています。
2026年5月に一次試験を受けました。正直な感想を記事にしていますので、よろしければ読んでみてください。
英検準一級の勉強を始めようとしている方に向けて、過去問を解いてみた結果や参考書の記事も書いています。よければあわせてご覧ください。
>>英検準1級の過去問はいつから解くべき?初回で解いた結果と対策を30代主婦が解説







