
- 英検準1級のライティングが不安…。何をどう書けばいいの?
- 過去問を解いても、英作文が120語に届かない!
こんな風に思っている方もいらっしゃると思います。
今回は、
- 英検準1級ライティングの「型」とロジックツリー
- 英作文の字数調整のやり方と時間配分
- 参考書とChatGPTを組み合わせた練習法
- 過去問で字数不足だった私の体験談
を記事にまとめました。
結論、「型」と「ロジックツリー」を身につければ、英作文は指定の語数に達するようになります。
私も最初は何を書けばいいのかわからない状態でしたが、型とロジックツリーを覚えて練習を重ね、独学で英検準1級に一発合格できました。
型を身につけて、ライティングを得点源にしましょう!
✅英作文のコツ
- 型(テンプレート)を覚える
- 書く前にロジックツリーで理由を整理する
- 序論は反対意見から入る
- 理由は「理由→説明→具体例」の3文で書く
- 理由は個人の損得より社会全体への影響にする
✅ライティング練習法
- 参考書を1冊決めて、まず1周する
- ChatGPTに添削してもらう
- ChatGPTの模範解答を書き写す
英検準1級ライティングのコツ①:型(テンプレート)を覚える

英検準1級の意見論述は、指定されたTOPICについて、120〜150語で自分の意見を書く問題。
まず取り組んでほしいのが、英作文の「型」を覚えることです。
型があれば、序論・理由・結論のそれぞれで何を書くかを毎回ゼロから考えなくて済みます。
そのぶんの時間を、理由の中身や英文の正確さに回せるのが大きなメリットです。

私も最初は「型」を知らなかったので、書く内容に迷っていました。
私が使っていた型は、参考書『英検準1級 ライティング合格メソッド』(三石郷史・高橋書店)の型を参考に、自分用にアレンジしたものです。
4つの段落で、それぞれ次のように書いていました。
| 段落 | 型 |
|---|---|
| 第1段落 (序論) | Some people argue that [反対意見]. However, I strongly believe that [自分の意見], because it can [第2・第3段落のメリット]. |
| 第2段落 (理由①) | One major benefit is [1つ目の理由]. [説明]. [具体例]. |
| 第3段落 (理由②) | Another important advantage is [2つ目の理由]. [説明]. [具体例]. |
| 第4段落 (結論) | In conclusion, despite [第1段落の反対意見], [第2・第3段落のメリットを言い換え]. |
参考書の型をそのまま使うと、私が書いた場合は字数オーバーになってしまいました。
そこで決まり文句を削り、上の表のように短くした型に落ち着きました。
序論は反対意見から入る
私の型の特徴は、序論を反対意見から始めることです。
「Some people argue that〜」で反対の立場を1つ紹介してから、「However, I strongly believe that〜」で自分の意見をはっきり示します。
読み手が次に何が書かれるのかを予想しやすくなり、文章の流れがわかりやすくなります。
英検協会が公開している採点の観点でも、「内容」では多様な観点から考えることが求められています。

反対意見にふれたうえで自分の立場を述べると、別の見方もふまえた文章になりますよ。
序論の最後には「because it can〜」で、第2・第3段落で書くメリットを予告しておきましょう。
結論の「In conclusion, despite〜」では、序論の反対意見に軽くふれつつ、メリットを言い換えてまとめます。
理由は「理由→説明→具体例」の3文で書く
第2・第3段落は、「One major benefit is〜」「Another important advantage is〜」で書き始めます。
そのあとは、理由1つにつき次の3文で書くと決めていました。
- 1文目:理由(POINTSを使って、メリットを一言で言う)
- 2文目:説明(なぜそう言えるのかを補足する)
- 3文目:具体例(読み手がイメージできる場面を出す)
英検協会の注意点でも、理由には具体例や補足説明を付けることが挙げられています。
理由だけを書いて終わると、内容が浅く見えてしまいがち。
「説明」と「具体例」まで書くことで、理由に説得力が生まれます。

「理由ごとに3文」というルールは、いくつかの解答例を見て自分で決めました。
3文の中で同じ形の文が続かないように、文の始め方を変えるのもおすすめです。
採点の観点の「文法」では、文の形のバリエーションも見られています。
英検準1級ライティングのコツ②:ロジックツリーで理由を整理する
型を覚えたら、次は「何を書くか」の整理です。
私は英作文を書く前に、毎回ロジックツリーを作っていました。
ロジックツリーとは、TOPICを一番上に置き、「立場→理由→説明・具体例」と枝分かれさせて書き出していく図のこと。
書き始める前に全体の流れが見えるので、途中で話がずれたり、書く内容が足りなくなったりするのを防げます。
こちらは、私が参考書の練習問題を解いたときに、実際に手書きで作ったロジックツリーです。
過去問ではありませんが、「人々に地方での暮らしを勧めるべきか」というTOPICについて、賛成(Yes)と反対(No)の両方の理由を書き出しています。

例えば「都市に住む人は公共交通機関の利用を義務づけられるべきか」というTOPICなら、次のように整理します。
- TOPIC:Should people who live in cities be required to use public transportation?
- 立場:Yes(賛成)
- 理由①:environment → 1台で多くの人を運べる → CO2が減る → バス1台で車数十台分
- 理由②:traffic jams → 車が減る → 道路が混まない → 救急車が早く着く
私はロジックツリーを、英語で書きながら整理していました。
最初から英語で書いておくと、本文を書くときに日本語から英語へ直す手間が減ります。
理由を選ぶときに意識したいのが、個人の損得ではなく「社会全体への影響」を書くことです。

私は以前、ChatGPTに「個人の支出が増えるといった理由は社会的ではないので、別の理由にしたほうがいい」と指摘されたことがあります。
英検準1級のTOPICは社会問題がテーマになることが多いので、理由も社会への影響から考えるのが基本。
理由に迷ったら、次のような切り口から考えてみましょう。
- 環境(CO2、ごみ、エネルギー)
- 経済(雇用、地域の活性化、税金)
- 健康・安全(病気の予防、事故、医療)
- 教育(学習の機会、子どもの成長)
問題に示されるPOINTSも、こうした社会的な切り口になっていることが多いです。
POINTSの中から、自分が英語で説明しやすいものを2つ選んで、ツリーを広げていきましょう!
英検準1級の英作文で字数が足りない・多すぎるときの調整法

英作文の字数は、足りなくても多すぎても困るもの。
私は「足りない」と「多すぎる」の両方を経験したので、それぞれの調整法を紹介します。
字数が足りないとき:型と構成を見直す
字数が足りない場合は、語彙や表現より先に、型と構成を見直してみてください。

私も最初は120語に届きませんでしたが、構成と型を学んでからは、字数は自然と増えていきました。
字数が足りない英作文は、理由が1文で終わっていたり、具体例がなかったりすることが多いです。
「理由→説明→具体例」の3文がそろえば、理由の段落だけで40〜50語前後になります。
ただし、語数を稼ぐために同じ内容をくり返したり、TOPICと関係のない文を足したりするのは逆効果です。
字数は、意見・理由・説明・具体例がそろった結果として満たすものだと考えましょう!
字数が多すぎるとき:「型」の決まり文句を短くする
字数が多すぎる場合は、「型」の決まり文句を見直しましょう。
私は参考書の型をそのまま使ったとき、決まり文句だけで語数を使ってしまい、150語を超えていました。

なので参考書の型を自分なりにアレンジし、さきほどの表で説明したような「型」になりました。
字数が多すぎて悩んでいる方は、ぜひ使っている「型」を見直してみてください。
難しい場合は、さきほどご紹介した「型」も使ってみてくださいね。
英検準1級ライティングの時間配分
英検準1級の一次試験では、リーディングとライティングを合わせて90分で解きます。
ライティングは要約と意見論述の2問なので、あらかじめ時間を決めておくのが安心です。

私は本番で、ライティング全体に45分を使いました。内訳は、要約が20分、意見論述が25分です。
意見論述の25分は、次のように分けるのが目安の一例です。
- ロジックツリーを作る:約5分
- 型に沿って書く:約15分
- 見直し:約5分
見直しでは、語数と冠詞(a/the)・単数複数のミス、短縮形を使っていないかをチェックしましょう。
要約問題の書き方やテンプレートは、こちらの記事で詳しくまとめています。
英検準1級ライティングの練習法:参考書×ChatGPT添削

私は塾や添削講座を使わず、参考書とChatGPTだけでライティングを練習しました。
独学でもできる練習法なので、順番に紹介します。
参考書を1冊決めて、まず1周する
私が使ったのは、『英検準1級 ライティング合格メソッド』(三石郷史・高橋書店)です。
まずは1周して、型と考え方を頭に入れました。
こちらの参考書が役立ったのは、ロジックツリーの書き方と、AIに添削してもらう方法が載っていた点です。
一方で、おすすめされている型で書くと、私の場合は字数オーバーになってしまうのが合わない点でした。

字数オーバーは、型を自分用に短くアレンジすることで解決できました。
型を一から学べるので、構成がわからない方には心強い1冊です。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
ほかのライティング参考書とも比べてみたい方は、こちらの記事も読んでみませんか?
ChatGPTに添削してもらう
英作文を書いたら、ChatGPTに添削を頼みましょう。
一人で書いていると、自分の英文のどこが不自然なのかに気づきにくいもの。
ChatGPTに見てもらうと、自分では気づけないミスの傾向がわかります。

私がよく指摘されたのは、冠詞の使い方、複数形の使い方、不自然なコロケーションの3つでした。
指摘されたミスはメモしておき、次に書くときの見直しリストにすると、同じミスをくり返しにくくなりますよ。
ちなみに、私は参考書に載っていた添削の頼み方(プロンプト)をそのまま使いました。
プロンプトがわからない方は、さきほどの参考書に書いてありますので、ぜひチェックしてみてください!
ChatGPTの模範解答を書き写す
参考書を1周したあとは、ChatGPTに作ってもらった模範解答を手書きで書き写していました。
書き写すことで、型の使い方や自然な言い回しが手に残ります。

この書き写しは、1か月くらい続けていました。
書き写すときは、ただ写すのではなく、型やフレーズを意識するのがおすすめ。
使えそうな表現が見つかったら、自分の英作文でも使ってみましょう!
104語しか書けなかった私が本番でCSE636を取るまで
ここからは、私が英検準1級のライティングをどう乗り越えたのかを紹介します。
最初の過去問は104語しか書けなかった
勉強を始めて約1か月、単語帳を2周したころに初めて過去問に着手。
そのとき意見論述では、120〜150語の目安に対して104語しか書けませんでした。
型も知らず、何を書けばいいのかも浮かばない状態でした。

今見返すと、この答案には次のような足りない点がありました。
- 理由②が2文だけで、具体例がない
- 理由②が「車の費用がかかる」という個人の損得になっている
- 結論が序論とほぼ同じ文のくり返し
- 冠詞(People who have car)や単数・複数(public transportation are)、不自然な言い回しのミス
- don’t、That’s といった短縮形を使っている

冠詞や単数・複数のミスは、このあとChatGPTの添削でもよく指摘されたポイントでした。
同じTOPICを、今の私が型に当てはめて書き直した再現版がこちらです。
理由は「環境」と「渋滞」の2つにして、それぞれ「理由→説明→具体例」の3文で書いています。
Some people argue that being forced to take buses and trains would be inconvenient. However, I strongly believe that people who live in cities should be required to use public transportation, because it can protect the environment and ease traffic congestion.
One major benefit is that public transportation is better for the environment. A single bus or train can carry many passengers, so it produces far less carbon dioxide per person than private cars. For example, one bus carrying 50 commuters can replace dozens of cars during rush hour.
Another important advantage is that cities would have fewer traffic jams. With fewer private cars on the road, buses, delivery trucks, and emergency vehicles could move more smoothly. For instance, ambulances could reach patients faster, which might save lives.
In conclusion, despite some inconvenience, requiring city residents to use public transportation would create cleaner and less crowded cities.
(147語)
ライティング練習から本番まで
過去問を解いた後、1か月ほどライティングを中心に練習しました。
さきほど書いた練習法の通り、参考書の問題をすべて解き、ChatGPTに添削もしてもらいました。

子どもが起きる前か、幼稚園に行っている間に書いていました。
おかげでChatGPTに「ギリギリ合格できそう」と言われるレベルの英作文を書くことができるように。
そのあとも解答例の書き写しなどで、練習を重ねました。
そして、迎えた本番。
いつもと違うパターンの問題が出てきて、すごく焦りました。
それでもロジックツリーで整理して、必要な内容はなんとか入れることができました。
手応えはまったくなかったものの、結果はライティング636点で、一次試験に合格!

皆さんもぜひこちらの記事を参考に、次の試験で合格点を取ってくださいね!
一次試験当日の様子については、こちらの記事で詳しく書いています。
英検準1級ライティングで減点されないためのルールと採点基準
最後に、英作文を書き終わったら確認したいルールと採点基準をまとめます。
見直しのチェックリストとして使ってみてください。
- TOPICの問いに答えているか
- POINTSから2つを使っているか
- 語数は120〜150語の目安に収まっているか
- 短縮形を使っていないか(don’t → do not)
- 理由に説明や具体例があるか
- 結論が序論と同じ文のくり返しになっていないか

特に注意したいのが、TOPICの問いに答えているかどうかです。
英検協会によると、TOPICの問いに答えていない場合やTOPICと関係のない内容だと判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。
採点は「内容・構成・語彙・文法」の4つの観点で、それぞれ4点満点の合計16点満点です。
| 観点 | 見られるポイント |
|---|---|
| 内容 | 意見とそれに沿った理由が含まれているか |
| 構成 | 英文の構成や流れがわかりやすく論理的か |
| 語彙 | TOPICにふさわしい語彙を正しく使えているか |
| 文法 | 文の形のバリエーションがあり、正しく使えているか |
詳しい採点の観点は、英検協会の公式ページで確認できます。
16点満点の素点は、CSEスコアに換算されて合否が決まります。
ライティングで何点取れば合格に近づくのか知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ:型を覚えて英検準1級ライティングを得点源にしよう!

英検準1級のライティングは、型を覚えて練習を重ねれば、独学でも得点できるようになります。
私も最初は104語しか書けませんでしたが、型とロジックツリー、ChatGPTの添削で一発合格できました。
✅英作文のコツ
- 型(テンプレート)を覚える
- 書く前にロジックツリーで理由を整理する
- 序論は反対意見から入る
- 理由は「理由→説明→具体例」の3文で書く
- 理由は個人の損得より社会全体への影響にする
✅ライティング練習法
- 参考書を1冊決めて、まず1周する
- ChatGPTに添削してもらう
- ChatGPTの模範解答を書き写す
まずは参考書を1冊決めて、型を覚えるところから始めてみませんか?
英検準1級の勉強法全体については、こちらの記事でまとめています。
