
- 要約で失敗したくない!失敗しないためにはどうしたらいい?
- 要約って意外と難しい…。テンプレートとかあるのかな?
こんなことを思っている方も多くいらっしゃると思います。
今回は、
- 要約問題の解き方3ステップ
- 減点されないための要約のコツ
- すぐ使える要約テンプレート【保存版】
を記事にまとめました。
要約問題は簡単なように思えて、実は読解力や構成力、語彙力など、総合的なスキルが問われる難しい問題です。
しっかり対策すれば合格点は取れるので、この記事を読んで要約の練習を積み重ねましょう。
私が本番で失敗してしまった体験談もお伝えするので、皆さんはぜひ同じ失敗をしないでくださいね!
✅本番で失敗しない書き方テンプレート
| カテゴリー | 使えるテンプレート |
|---|---|
| 導入部 (問題提起) |
|
| 賛成意見 |
|
| 反対意見 |
|
英検準1級の要約問題とは?2024年リニューアルの変更点
試験の概要(出題形式・語数制限)
英検準1級の要約問題は、ライティングセクションの大問4にあたります。
与えられた英文(パッセージ)を読んで、その内容を指定された語数の範囲内で英語で要約するという問題です。
単に文章を短くするのではなく、自分の言葉で言い換えて、要点を過不足なくまとめる力が求められます。

要約は読解力・語彙力・構成力が同時に試される総合問題です!
ただ文章を短くする作業ではなく、本文の趣旨を正確に理解した上で自分の言葉で再構築する力が試される、総合力タイプの問題です。
「型」を知らないまま挑むと、何を書けばいいか分からず手が止まりやすいので、この記事でしっかり型を学びましょう!
2024年リニューアルでの変更点
実はこの要約問題は、2024年度の英検リニューアルの際に新たに追加されました。
それまでは意見論述(エッセイ)1問のみだったライティングが、要約問題と意見論述の2問体制に変わっています。
新形式の問題は、過去問の蓄積が少ない分「本番でどんな傾向の英文が出るか分からない」という不安もつきまといますよね。

新形式だからこそ、今のうちに対策しておくと周りと差がつきますよ!
過去問への取り組み方が気になる方は、こちらの記事も読んでみませんか?
採点基準を知る:配点と評価される4つの観点
英検準1級のライティングは、こちらの4つの観点で採点されます。
- 内容:課題で求められている内容が含まれているか
- 構成:文章の構成や流れが分かりやすいか
- 語彙:語彙を正確かつ適切に使えているか
- 文法:文法を正確に使えているか
要約問題においても、この4観点は変わりません。
それぞれ、要約問題ではこう評価されると考えると分かりやすいです。
- 内容:本文の主要な論点を漏れなく拾えているか(1つの段落の要点が丸ごと抜けていると大きく減点されます)
- 構成:本文の論理展開(原因→結果、賛成意見→反対意見、など)を保ったまま要約できているか
- 語彙:本文の単語をそのまま使わず、適切な言い換え表現に置き換えられているか
- 文法:焦って書いても文法的に破綻していないか

詳しくは後ほど書きますが、私は「内容」で大きく減点されてしまいました…。
要約元の文章をしっかり読み取って、大事な論点を入れなければ、大幅に減点されてしまいます。
本文から要点を抽出して、自分の言葉で言い換える練習を積んでいきましょう。
要約問題の解き方3ステップ
STEP1 段落ごとの要点をつかむ
まずは本文を段落ごとに読み、それぞれの段落で重要な一文を探します。

私は、段落ごとに重要だと思われる一文に線を引いていました!
そして各文章について、「この文は結局何が言いたいのか」をまとめていきます。
3段落構成の本文なら、余白に「①問題提起/②賛成意見/③反対意見」のように一言メモを取っていくイメージです。
このメモを作る作業に時間をかけすぎないことも、時間配分の面で重要です。
慣れてくると、本文を読みながら同時に要点を整理できるようになり、後の言い換え・文字数調整の工程がぐっと楽になります。
STEP2 自然な言い換え表現で書く
段落ごとの要点をつかんだら、それを本文とは違う自分の言葉(言い換え表現)で書き出します。
ここで本文の単語やフレーズをそのまま使うと、いくら内容が合っていても評価が伸びにくくなります。
例えばこちらのように言い換えることができます。
- increase(増える)→rise / go up
- however(しかし)→on the other hand / in contrast

「言い換えが思いつかない」場合は、無理に難しい単語を探すのではなく、より一般的でシンプルな単語に置き換えるだけでも十分!
平易な単語でシンプルに言い換えることを意識しましょう。
STEP3 文字数調整で仕上げる
最後に、指定の語数に収まるように調整します。
書き終えたら必ず語数を数え、多ければ削り、少なければ具体例を1つ足すという調整を機械的に行う習慣をつけておくと安心です。
指定されている文字数から大幅に外れると減点対象になるので、注意しましょう。

この3ステップさえ守れば、初めてでも要約問題に取り組めます!
減点されないための要約のコツ
自然なコロケーションを使う
単語を1つずつ言い換えるのではなく、自然なコロケーション(単語同士の自然な組み合わせ)を意識して言い換えることが、減点されないコツの一つ。
例えばこちらのような組み合わせです。
- 「重要な役割を果たす」→ “play an important role”(”do an important role” とは言いません)
- 「環境を守る」→ “protect the environment”(”save the environment” は不自然です)
不自然な単語の羅列は、いくら意味が通じても評価されにくくなります。
自然なコロケーションを覚えておくために、普段のライティング練習の中で「この単語とセットでよく使われる表現」をメモしておくと、試験本番でも使える言い換えの引き出しがぐっと増えます。

私は使えるコロケーションをカテゴリーごとにChatGPTにリストアップしてもらい、プリントして手元に置いておきました!
本文の言い回しをそのまま抜き出さない
時間がないからといって本文の表現をそのまま使うのは絶対に避けましょう。

抜き出しに逃げたくなったら、シンプルな単語への置き換えを試してみて!
「難しい言い換えが思いつかない」時ほど焦って抜き出しに走りがちなので、普段の練習から「シンプルな単語でいいから必ず言い換える」ことを徹底しておくと、本番でもできるようになります。
抜き出しに逃げてしまう背景には「時間がない」という焦りがあることが多いので、時間配分にもしっかり気をつけましょう。
自分の意見を書かない
要約問題は、本文の内容を正確に伝える問題であり、自分の意見や感想を書く問題ではありません。
意見論述(エッセイ)と混同して、つい「I think」「In my opinion」のような主観的な表現を書いてしまう受験者は少なくありません。
本文に書かれていない自分の考えや推測を付け加えず、あくまで本文の内容だけを客観的にまとめることを徹底しましょう。

賛成意見・反対意見を紹介する際も、「自分はどちらに賛成か」を書く必要はありません。
本文にある事実や意見を、そのまま第三者の視点で伝える意識を持つことが大切です。
すぐ使える要約テンプレート【保存版】
英検準1級の要約問題の本文は、「問題提起→賛成派の意見→反対派の意見」という3段落構成になっていることが多いです。
この流れに沿った3パーツの型を覚えておけば、本文のテーマが変わっても同じ骨組みで要約を組み立てられます。
| カテゴリー | 使えるテンプレート |
|---|---|
| 導入部 (問題提起) |
|
| 賛成意見 |
|
| 反対意見 |
|
導入部(問題提起)の要約の型
導入部は、本文全体のテーマ・問題提起を一文で示す部分。
採点者に「これから何について要約するか」を最初に伝える役割を持つ、いわば要約全体の地図のような部分です。
ここで本文の主旨を的確に示せていると、後に続く文章も読みやすくなります。
導入部では、こちらのような表現が使えます。
- The passage discusses [トピック] and presents two contrasting views regarding ~.
- The article explains that opinions are divided over whether ~.
- According to the passage, ~ is a growing concern/topic.

導入部は要約全体の地図。丁寧に書くと後の文章が書きやすくなります!
賛成意見の要約の型
本文中で紹介されている賛成派の意見や、そのメリット・理由を順序立てて並べる部分です。

全部を盛り込もうとせず、重要度の高いものから優先しましょう!
賛成派の理由や具体例が複数挙げられている場合は、順序を保ったまま並べることが「構成」の評価につながります。
全ての情報を盛り込もうとせず、重要度の高いものから優先して書くことも意識しましょう。
賛成意見の要約では、こちらの型が使えます。
- Those in favor argue that ~. In addition, ~.
- Proponents claim that one benefit is ~.
- Supporters point out that ~ could lead to ~.
反対意見の要約の型
本文中で紹介されている反対派の意見や、デメリット・懸念点をまとめる部分です。
賛成意見とは逆の立場からの理由・具体例を、同じように本文の単語をそのまま使わず言い換えて書きます。
賛成意見と反対意見を対比させる形で書くと、本文の論理展開(賛成→反対)を保ったまま要約できます。
反対意見の要約で使えるのは、こちらの型。
- On the other hand, opponents argue that ~.
- Critics point out that ~ may cause ~.
- However, some believe that ~ outweighs the benefits.
この3パーツの型を覚えておけば、本文の内容が変わっても「型に沿って当てはめる」だけで骨組みが完成します。
あとは各パーツの中身を、本文の言い換え表現で埋めていくイメージです。

型さえ覚えておけば、本番でも迷わず書き出せますよ!
個別の対策は万全でも、本番で失敗した体験談|ライティング全体の時間配分

冒頭にも書いた通り、私は要約問題の「内容」で大きく減点されました。
ここではなぜ減点されたのかの体験談と、そこから得られた教訓を皆さんにお伝えします。
【実体験】時間切れで要約に失敗した話
私自身、本番で要約問題に時間切れから失敗した経験があります。
本番の意見論述が普段の演習とは違う出題パターンで、つい構成や表現を練り直すことに時間を使いすぎてしまい、気づけば要約に使える時間がだいぶ少なくなっていました。

予想外の展開に焦った時こそ、深呼吸が大事です!
残り時間が少ないと分かった瞬間に頭が真っ白になり、急いで本文を読んで要約する、というやってはいけないことをしてしまいました。
その結果、重要な論点が抜けてしまい、ライティング全体で合格点はとれたものの、要約では大幅に減点されてしまいました。
当日の詳しい様子が気になる方は、こちらの記事も読んでみませんか?
意見論述と要約、それぞれの目安時間
では、意見論述と要約、それぞれどれくらいの時間を使うのがいいでしょうか?
個人的には、
- 意見論述:25分
- 要約:20分
で、ライティング全体で45分使うのがいいと思っています。

ただし、人によって得意不得意が違うので、それに合わせて時間を調整しましょう!
例えば、私はリーディングが得意なので、リーディング45分でも時間が余るくらいでした。
ですが、もしライティングが得意でリーディングが苦手な場合は、ライティングの時間を減らしてリーディングを増やす方が賢明です。
自分の得手不得手を把握して、試験前にあらかじめ戦略をしっかり練りましょう。
時間が押した時に見切る判断基準
「もう少し良い表現にできそう」と粘りたくなる気持ちはよく分かりますが、要約問題に必要な時間を確保できなくなっては本末転倒です。
あらかじめ「意見論述はここまでの時間で切り上げる」という自分なりの見切り基準を決めておくことをおすすめします。

次に私が受ける時には、予定の時間を5分過ぎたらあきらめる、と決めています!
私のように「あと少し直せば良くなる」という粘りが、結果的に要約問題を犠牲にしてしまうケースは少なくないはずです。
目安の時間を過ぎたら、多少納得がいかなくても次に進むという割り切りを事前に決めておくだけで、本番でのパニックはかなり防げます。
試験前日の過ごし方や当日の段取りが気になる方は、こちらの記事も読んでみませんか?
【Before→After】私の失敗答案と改善後の答案を比較
ここでは、試験のメモを参考に復元した失敗版の要約(Before)と、AIにチェックしてもらった改善版(After)を比較してみます。
試験問題はこちらには載せられないので、要約元の文章が気になる方は、英検公式のHP(2026年度第1回の過去問)をご覧ください。
✅Before:
-
Some countries implement providing water containing fluoride to improve public health. Some people argue that by doing so individuals can easily prevent dental diseases. However, the other people claim that the policy is not effective because amount of water consumption depends on people’s lifestyle. In addition, people will tend to rely on fluoride, and discourage to treat their teeth.
メモを見ながら復元したので、実際の私の回答とは異なりますが、こんな感じで文章を書きました。
✅After:
-
According to the passage, some countries have introduced water fluoridation as a public health policy. Supporters argue that it allows people to prevent dental problems daily, regardless of their income or access to dental clinics. Critics, however, argue that the policy is ineffective since water intake varies by individual, and that relying on fluoride may lead people to neglect personal dental care.
しっかり読めばわかると思うのですが、Beforeの文章には「歯科医院が少ない地域でも、平等に虫歯予防ができる」という点が抜けており、「手軽に歯の病気を防げる」と抽象的な表現になっています。
おそらくこれが原因で、「内容」の点数が大幅に減点されたのだと思います。

時間がなかったとはいえ、文章を適切に読み取れなかったのはとても悔しいです…。
要約力・ライティング力を伸ばすのに使った参考書

ライティング対策に使ったのは、英語塾キャタル代表の三石 郷史さんが書かれた「英検準1級ライティング合格メソッド」です。
単なる英検対策にとどまらず、日本語と英語の本質的な違いや、論理を整理する「ロジックツリー」の作り方が載っている点が気に入っています。

AIを使った勉強法についても述べられていて、英検受験後も活かせる内容がたっぷり詰まっています!
ぜひこちらの参考書で、英検準1級の勉強を進めてみましょう。
他におすすめの参考書が知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 要約問題は何語くらいで書けばいいですか?
A. 要約問題の字数は60~70wordsと指定されています。多少オーバーするくらいは問題ないですが、指定の文字数を大幅に超えると減点対象となりますので、気をつけましょう。
Q. 要約で使えるフレーズはありますか?
A. 上で紹介した「導入部(問題提起)・賛成意見・反対意見」の3つの型に沿った表現を覚えておくと、本番でも組み立てやすくなります。
Q. 意見論述と要約、どちらを先に解くべきですか?
A.要約問題の方が新しい形式の問題なので対策しにくいです。意見論述から解くのが無難でしょう。ただし、私のように意見論述で難しい問題が出る可能性もあります。両方の問題を確認したうえで、解きやすい問題から解くのがおすすめです。
Q. 時間が足りない場合、どちらを優先すべきですか?
A. どちらの問題も確認したうえで、解きやすそうな問題から解くのがおすすめです。確認する時間すらない場合は、語数が少ない要約問題を優先させると、点が取りやすいでしょう。
Q. 本文の単語をどうしても言い換えられない時はどうすればいいですか?
A. 無理に難しい表現を探すよりも、意味が近いシンプルな単語に置き換えるだけでも構いません。ただし、難しい単語を使って間違えるよりは、本文のまま使う方が無難です。どうしても言い換えられない時は、本文の単語を使いましょう。
Q. 独学でも要約問題の対策はできますか?
A. 可能です。私自身、塾や講座には通わず、市販の参考書と自分で選んだ過去問演習だけで対策しました。大切なのは、解き方の型を覚えることと、時間配分まで含めて練習することです。
まとめ
今回の記事をまとめると、こちらのようになります。
✅本番で失敗しない書き方テンプレート
| カテゴリー | 使えるテンプレート |
|---|---|
| 導入部 (問題提起) |
|
| 賛成意見 |
|
| 反対意見 |
|
英検準1級の要約問題は、2024年に新設された比較的新しい形式のため、対策に不安を感じる方も多いはずです。
私自身、本番で時間切れから失敗しました。
この記事のテンプレをしっかり身につけて、時間が少なくなっても慌てずに取組みましょう!
この記事が、あなたの本番での「まさかの失敗」を防ぐ助けになれば嬉しいです。
英検準1級の合格までの道のりが気になる方は、こちらの記事も読んでみてください!
