
- 英検準1級に落ちた…。たくさん勉強したのに、どうして?
- 何度勉強しても受からないけど、どこを直せばいいの?
こんな風に思っている方もいらっしゃると思います。
今回は、
- 英検準1級に落ちる4つの原因
- 不合格からの立て直し手順4ステップ
- 不合格ラインから合格するための対策
を記事にまとめました。
結論から言うと、弱点を絞ってしっかり対策すれば、次の試験で合格を狙えます。
私も試験の5か月前に初めて過去問を解いたときは、リスニングが29問中17問しか正解できず、ライティングも字数が全く足りませんでした。
そこから弱点を1つずつ対策し、一発で合格できました。
皆さんも自分の弱点を見つけて、次の試験で合格をつかみましょう!
✅英検準1級に受からない原因はこちらの4つ。
- ①ライティングの「内容」と「構成」の評価が低い
- ②リスニングPart1・Part3(取りやすいパート)で取りこぼしている
- ③単語帳を仕上げきれていない
- ④過去問を解きっぱなしで、弱点を分析していない
✅不合格から次で受かる立て直し手順はこちらの4ステップ。
- ステップ①成績表で技能別スコアと合格基準を比べる
- ステップ②大問別の正答率を見て弱点を1〜2個に絞る
- ステップ③次の受験日を決めて、弱点に勉強時間を配分する
- ステップ④過去問で本番の時間配分と解く順番を固める
英検準1級に受からない原因4つ

英検準1級は、2級から一段レベルが上がる試験です。
2016年度以降、合格率は公表されていませんが、2015年度までのデータで準1級の合格率は約15%でした。
1回で受からない人が多いのは、珍しいことではありません。
今後また受験する方のために、ここでは英検準1級に落ちる原因として多い4つを紹介します。
①ライティングの「内容」と「構成」の評価が低い
英検準1級のライティングは、要約と意見論述の2問。
それぞれ16点満点で、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点で評価されます。
- 内容:問題で求められていることに答え、理由などを適切に書けているか
- 構成:接続詞などを使い、話の流れがわかりやすく論理的か
- 語彙:課題にふさわしい語彙を正しく使い、同じ表現の繰り返しを避けられているか
- 文法:文法を正しく使い、いろいろな文の形を使えているか

このうち「内容」と「構成」は、しっかり対策すれば点が取りやすい項目です。
問題の問いに答えていない(=内容が捉えきれていない)と判断されると、すべての観点で0点になることもあります。
まずは、これらの項目で評価を落としていないか、確認してみましょう。
私がおすすめのライティング参考書は、こちらの記事で紹介しています。
②リスニングPart1・Part3(取りやすいパート)で取りこぼしている
リスニングは全29問で、Part1(会話)が12問、Part2(文章)が12問、Part3(Real-Life形式)が5問。
苦手なパートがあっても、取りやすいパートで確実に得点すれば合格ラインに届きます。

実際に私の本番の正答数は、Part1が12問中11問、Part2が12問中4問、Part3が5問中5問でした。
長文をリスニングするPart2は3分の1しか取れませんでしたが、Part1とPart3で取り返して、リスニングは627点で合格できました。
Part1とPart3で点数を稼ぎやすい理由は、こちらの通り。
- Part1:問題数が多く、会話の流れがつかめれば得点源にしやすい
- Part3:問題用紙に「状況」と設問が書かれているため、先読みできれば正解を導きやすい
Part1・Part3を落としていないか、まずは確認してみましょう。
リスニングのパート別のコツは、こちらの記事にまとめています。
③単語帳を仕上げきれていない
リーディングの大問1は語彙問題で、18問あります。
リーディング31問のうち半分以上を占めるので、単語力がそのまま点数に表れます。
私は試験の半年前から「でる順パス単」を使い、毎日50語ずつ覚えて、前日に覚えた50語を復習しました。
試験までに5周して、8〜9割を記憶。
おかげでリーディング全体で、31問中28問正解し、合格点を取ることができました。

単語帳を仕上げることで、語彙問題だけでなく、長文も読みやすくなりますよ!
④過去問を解きっぱなしで、弱点を分析していない
過去問を解いて点数を見るだけで終わりにしていませんか?
点数だけ確認しても、どのパートで何問落としたのかがわからないままだと、次の試験でも同じところで点を落としてしまいます。
大切なのは、落とした問題が「どの技能の、どの大問か」を突き止めることです。

私は過去問で、ライティングの字数不足とリスニングで点を取りこぼしていたので、重点的に対策しました。
不合格だった場合も同じで、成績表を見れば弱点ははっきりわかります。
次の章で、成績表の見方と立て直しの手順をステップごとに紹介します。
英検準1級に落ちたらやること|不合格から次で受かる立て直し4ステップ

英検準1級に落ちたら、まずは次の4ステップで立て直しましょう。
- ステップ①成績表で技能別スコアと合格基準を比べる
- ステップ②大問別の正答率で弱点を1〜2個に絞る
- ステップ③次の受験日を決めて、弱点に勉強時間を配分する
- ステップ④過去問で本番の時間配分と解く順番を固める
ステップ①成績表で技能別スコアと合格基準を比べる
英検準1級の一次試験は、リーディング・リスニング・ライティングの3技能が各750点、合計2250点満点です。
合格基準は1792点で、1技能あたりに直すと約598点が目安になります。
成績表では、次の3か所を確認しましょう。
- 技能別のCSEスコア(どの技能が目安の598点を下回っているか)
- 合格者の平均と比べたグラフ(自分がどの位置にいるか)
- 大問別の正答数(どこで点を落としたか)
例えば、私の場合は、成績表のこちら(赤枠部分)を確認します。


参考までに、私の本番のスコアと目安との差はこちらです。
| 技能 | 私のスコア | 目安(約598点)との差 |
|---|---|---|
| リーディング | 675点 | +77点 |
| リスニング | 627点 | +29点 |
| ライティング | 636点 | +38点 |
| 合計 | 1938点 | 合格基準1792点に対して+146点 |

3技能の合計で合否が決まるので、私の場合はリーディングで、他の技能の不足を取り返すことができました。
このように、どの技能が足を引っ張っているのか、どの技能が得点源になっているのか、まずは全体像を把握しましょう。
私が初めて過去問を解いたときの結果と分析は、こちらの記事にまとめています。
ステップ②大問別の正答率で弱点を1〜2個に絞る
技能別のスコアを確認したら、次は大問ごとの正答率を計算します。
例えば、私の本番の大問別の結果はこちらの表の通りです。
| 技能 | 大問 | 正答数 | 正答率 |
|---|---|---|---|
| リーディング | 大問1(語彙) | 16/18 | 89% |
| リーディング | 大問2(空所補充) | 6/6 | 100% |
| リーディング | 大問3(内容一致) | 6/7 | 86% |
| リスニング | Part1(会話) | 11/12 | 92% |
| リスニング | Part2(文章) | 4/12 | 33% |
| リスニング | Part3(Real-Life) | 5/5 | 100% |
| ライティング | 大問4(要約) | 9/16点 | 56% |
| ライティング | 大問5(意見論述) | 14/16点 | 88% |

この表を見ると、リスニングのPart2(33%)と要約(56%)の2つが低いことがわかります。
弱点がたくさん見つかっても、全部を一度に上げようとする必要はありません。
正答率が低い大問を1〜2個に絞って、そこに勉強時間を集中させましょう。
私と同じようにライティングの要約問題が苦手な方は、こちらの記事も読んでみてください。
ステップ③次の受験日を決めて、弱点に勉強時間を配分する
弱点が決まったら、次の受験日を決めて、そこから逆算して勉強計画を立てましょう。
計画を立てる際は、弱点の対策に時間を多く配分します。
例えば、私は過去問を解いた際に、ライティングとリスニングが苦手だとわかったので、それぞれ集中する期間を1か月ずつ決めて対策しました。
期間を区切ると、何をいつまでにやるかがはっきりするので、勉強を続けやすくなります。
対策には、参考書で問題を解く他、苦手分野を克服するための勉強法を試すのもおすすめ。

私の場合は、ライティングではChatGPTの添削、リスニングではシャドーイングを繰り返し行いました!
ステップ④過去問で本番の時間配分と解く順番を固める
筆記試験は、リーディングとライティングを合わせて90分。
時間配分と解く順番を決めずに本番に臨むと、最後の問題まで手が回らないことがあります。
私も初めて過去問を解いたときは、問題を最初から順番に解いていきました。
その結果、後に解いたライティングには30分しか時間が残らず、字数が大幅に足りずに終わってしまいました。
この反省を踏まえて、本番では次の順番と時間配分で解きました。
- ライティング:45分
- 語彙問題:10分
- 長文読解:35分
ライティングを先にしたのは、苦手で時間もかかると判断したからです。
自分の得意・不得意に合わせて順番を決め、過去問で本番と同じ時間を計って練習しておきましょう。

時間配分を決めておくと、本番で焦らずに済みます!
【体験談】英検準1級の不合格ラインから5か月で合格した対策

ここからは、初めて過去問を解いたときに合格基準に届かなかった私が、5か月で合格するまでにやった対策を技能別に紹介します。
| 技能 | 初回の過去問(試験5か月前) | 本番(CSEスコア) |
|---|---|---|
| リーディング | 正答率87%(31問中27問) | 675点 |
| リスニング | 29問中17問 | 627点 |
| ライティング | 要約・意見論述ともに字数不足 | 636点 |
過去問は、初回を含めて2回分解きました。
ライティング:ロジックツリーの書き方&「型」を覚えて636点
ライティングは、参考書『英検準1級 ライティング合格メソッド』でロジックツリーの書き方や型を覚えるところから始めました。
さきほども述べたように、ライティングでは「内容」と「構成」が重要だと考えたからです。
ロジックツリーを書くようにしたおかげで、必要な内容をどうやって展開していくかを整理できるように。
さらに型を覚えたことで文章の構成が安定し、指定された語数の文章を書けるようになりました。

ロジックツリーや型を覚えた後は、文法やコロケーションのミスを減らすために、ChatGPTで添削してもらいました。
私が使ったライティングの参考書には、型だけではなく、ロジックツリーをどうやって作るのかについても書かれています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
リスニング:参考書とシャドーイングで627点
リスニングは、参考書『最短合格!英検準1級 リスニング問題完全制覇』で対策しました。
問題を解いた後、特に聞き取れなかった英文をシャドーイングしました。
料理や家事をしている時間も、シャドーイングをして、英語に耳を慣れさせることを意識。
この方法を続けて、過去問の点数が10点ほど伸びました。

家事の時間をリスニングにあてると、机に向かう時間が少なくても練習量を増やせます!
おすすめのリスニング参考書はこちらです。
英検対策だけではなく、英語を聞き取れるようになるための勉強法についても書かれているので、よろしければ見てみてください。
シャドーイングのやり方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
リーディング:単語帳5周と問題の先読みで675点
リーディングはもともと得意で、過去問を解いた際に合格点が取れていました。
なので、その分ライティングに時間を回せるように、読むスピードを上げることを意識。
長文読解では、問題文を先に読んでから本文を読むようにしていました。

問題文を先に読むと、本文のどこを重点的に読めばいいかがわかるので、時間を短縮できます。
語彙問題の対策には、「でる順パス単」を5周しました。
ほかの単語帳についても知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。
英検準1級に落ちた・不合格だった人のよくある質問

- 次の試験はすぐ申し込むべき?S-CBTと従来型はどっちがいい?
-
まずは成績表で弱点を確認し、対策にかかる期間を考えてから申し込みましょう。
弱点が1つに絞れていて、あと少しで合格基準に届きそうな場合は、早めの受験も選択肢です。
英検S-CBTはパソコンで受ける方式で、ほぼ毎月実施されているので、日程を選びやすいのが特徴です。
私は従来型で受験しましたが、ライティングを手書きとタイピングのどちらで受けるかなど、自分に合う方式を選ぶとよいでしょう。
- 二次試験で落ちた場合はどうすればいい?
-
一次試験に合格して二次試験が不合格だった場合は、一次試験免除の申請ができます。
翌年度の同じ回まで(約1年間)は、一次試験を受けずに二次試験から受験できます。
二次試験の対策は、こちらの記事で紹介しています。
- 落ち込んで勉強する気になれないときは?
-
落ち込んで勉強する気になれない時は、無理に勉強しなくてもいいです。
時間が経って、少し気持ちが落ち着いてきたら、まずは単語帳を1ページずつ見ることから始めてみましょう。
少し勉強すると、そのうちもっと勉強したくなってきます。
勉強する意欲が湧いてきたら、再度受験する日程を決めて、しっかり計画を立てるのもいいでしょう。
その際にはぜひこの記事で紹介した方法を試してみてくださいね。
まとめ:英検準1級に落ちても、弱点を絞れば次は受かる

この記事では、英検準1級に落ちる原因と、次で受かるための立て直し手順を紹介しました。
今回の記事をおさらいしてみましょう。
✅英検準1級に受からない原因はこちらの4つ。
- ①ライティングの「内容」と「構成」の評価が低い
- ②リスニングPart1・Part3(取りやすいパート)で取りこぼしている
- ③単語帳を仕上げきれていない
- ④過去問を解きっぱなしで、弱点を分析していない
✅不合格から次で受かる立て直し手順はこちらの4ステップ。
- ステップ①成績表で技能別スコアと合格基準を比べる
- ステップ②大問別の正答率を見て弱点を1〜2個に絞る
- ステップ③次の受験日を決めて、弱点に勉強時間を配分する
- ステップ④過去問で本番の時間配分と解く順番を固める
まずは結果を見て、弱点を分析しましょう。
弱点を克服できれば、きっと次の試験で合格できます。
私が英検準1級に合格するまでにやった勉強法は、こちらの記事にまとめています。
